ウィズコロナの時代となり、日本でもリモートワークを取り入れる企業は非常に増えてきました。
企業の中には、週間で何日以上は出社義務があるが、それ以外はリモートワークも可能など、働き方が自由に選べるようになってきました。
最近、日本のオフィス家具を扱うメーカーでは、ABWという考え方をもとに、オフィスのあり方とそれに合わせたオフィス家具の刷新を提案しています。
本記事は、こんな疑問を持たれている方におすすめの記事です。
・最近聞くABWとは?
・働き方が変わり、オフィスをどうすべきか?
本記事の目次
1.ABWとは?
2.ABWに基づいたオフィスの今後の在り方
3.ABWに基づくおすすめのオフィス家具
1.ABWとは?
ABWとは、Activity Based Workingの略で、仕事内容や気分に合わせて働く場所や時間を自由に労働者が選べる働き方のことです。
例えば、午前中は子供の世話をしたいのでリモートワークに切り替える、午後は調べ物をするために出社する、などの働き方がABWにあたります。
フリーアドレスと異なる点は、ABWは自分の座席が固定されていないだけでなく、働く場所がオフィスに限定されず、カフェや自宅など幅広く選択ができるという点です。
ABWの考えをもとにオフィスのレイアウトを設計している企業の場合、仕事の内容や目的に応じて、家具の配置やどんな家具を置くのかを決めていて、仕事の目的ごとに空間を仕切っています。
つまり、ABWは働く側の人が、主体的に、自分の仕事の内容や目的に合う場所を選択するという考え方です。
2.ABWに基づいたオフィスの今後の在り方
働く人が、目的に合わせて自由に働く場所を選ぶことができるようになると、オフィスの在り方も変わってきます。これからの時代、「オフィスでしかできないこと」「オフィスならではの魅力」に着目することが大切です。
オフィスでしかできないことの一つは、やはり直接コミュニケーションです。
zoomなどを通じてミーティングをすることも増えてはいますが、アイデアを出し合うような、ざっくばらんに話し合いをしたい時は、やはり直接コミュニケーションのほうが相手の表情が読み取りやすく、会話がしやすいというメリットがあります。
また、メールやチャットを投げるほどでもないが、ちょっと聞いてみたい時、話しかけたい時などは、やはり直接のコミュニケーションが一番です。
オフィスでしか実現できないことは上記の他にも、人によってはオフィスの方が集中して作業ができる、従業員の健康状態を確認できる、など様々あります。
このように、まずは自分のオフィスでしか実現できないことは何なのか考えて、それを実現できる環境づくりをすることが大切です。
3.ABWに基づくおすすめのオフィス家具
働く人が目的に合わせて働く場所を選ぶことができる、というABWの考え方をもとにオフィス空間を整えるためには、「簡単に動かせる家具」が活躍するでしょう。仕事の内容や目的に応じて、簡単にオフィスのレイアウトを変えられたりすることで、仕事の効率化にもつながります。
椅子であればぜひキャスター付きのものを。出社率が日によって異なる場合や、チームミーティングなど突発的なミーティングをしたいときなど、急な人数の変更に対応ができます。
また、可動式のパーテーションもおすすめです。vitra社のDANCING WALLという製品は、オプションでホワイトボードやテレビモニターがつけられるので、オンライン会議やリアルミーティングどちらにも対応ができます。
また、デスクも上下昇降ができるものを選ぶことで、デスクを使う人が日毎に異なる場合でも、その人に合った高さで使用することができます。
USM社のキトステーブルは、電動式の上下昇降で細かく高さが変更できる点が魅力です。
働く人が目的に合わせて働く場所を選べるということは、ストレスなく、仕事の効率化につながります。そのためには、働きやすい環境を整えること、そして必要な家具・道具を揃えることが大切です。
オフィス家具のご相談や、オフィスのレイアウトのご相談も受け付けておりますので、お困りの際はぜひお問合せください。
__
Comments