top of page

家具から考える家づくり

更新日:2022年5月2日

たとえば引っ越しをする時。日当たりや、広さ、築年数、などを考えて、新しい住まいを考える方は多いでしょう。家具選びは、まず家を決めてから。そう考えるのは、一般的なことかもしれません。新築の家を建てる時でも、やはり枠組み(家の間取り)から、家具選びという順番で考えられることが多いと思います。


しかし、わたしたちが大切にしたい考え方は、家具を起点に家づくりをするということです。

たとえば、憧れのソファーや、ダイニングテーブルを思い浮かべてみてください。憧れのソファーに座って、自分はどんなくらしをしたいだろうか?と、家具から暮らし方を想像してみることです。

すると、自然とその暮らしに必要な空間が、見えてきます。いきなり何もない空間から、どんな暮らしをしたいか、なんて想像することは難しい。しかし、家具という具体的なイメージがあることで、そこからどんなことを、誰と過ごしてみようか、などと自分が理想とする暮らし方を容易にイメージすることができます。


わたしたちは、間取りや、開口部(窓)の位置、照明の配線計画、それらの建築的要素は、全て暮らし方に基づいて決められるべきものだと考えています。なぜかと言うと、それら全ては住む人のためにあるものだからです。そこで過ごす人のライフスタイルに合致した建築計画がなされなければ、快適な住まいが手に入るはずはありません。例えば、人がよく通る動線上に照明が無かったら不便ですよね。

また、リビングでゆったりくつろぎながらテレビを見ることが何よりも好き、という暮らし方が理想であれば、当然座面の広い、ゆったりとしたカウチ付きのソファーが必要になってくる。ワインも飲みたいから、サイドテーブルも置きたい。手元には灯りが欲しいから、スタンドライトを置こう…。などと想像していくと、リビングの広さはどのくらい必要か、配線はどの位置に必要か、など具体的に見えてきます。

そして、引っ越しをして、憧れのソファーを買おうと思っても、間口が入らない、部屋が狭くて思った通りの導線が引けない、など、間取りを先に考えてしまうことで起きる弊害は沢山あります。

細かく家具を先に選んでいく必要はありません。例えば家の主役になるリビングに、どんな家具を置きたいか。そこでは、誰と、どんな時間を過ごしたいか。


そうしたイメージをしっかりと、できるだけ具体的に想像することが大切です。そして、それは憧れの理想像であることも大切。雑誌の中の世界でも良いのです、現実的な足元ばかり見てしまっても、後々暮らす中で不満は出てきます。あくまでも理想を持つことで、生活にもエネルギーがわいてくるというものです。

新しい生活を始めようとする方も増えてきた季節ではありますが、今一度自分自身の理想の暮らしを思い描いてみましょう。そして、その暮らしを実現できそうなとっておきの家具を選んでみましょう。そこから豊かな暮らしづくりは始まります。






Comments


記事: Blog2_Post
bottom of page