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センスのいい暮らし

更新日:2022年5月2日


誰かの家に遊びに行くと、家はその人らしさを表現するものだなと感じます。友人宅におじゃましたときのできごと。ワンルームの、決して広いとは言えないアパートの一室でしたが、壁には自身の作品が飾られ、気に入ったものがなかったからと自分で作ったテーブルに、アノニマスなワークチェア、部屋の隅にはさりげなく柳宗理のエレファントスツールが佇んでいる。テーブルの下を覗くと、写真雑誌や彼の好きな作家の文庫本が積まれ、その上にはペーパーウェイト代りの小石が置かれている。

それは、誰かを真似したわけではない、彼自身が良いと思ったもので囲まれた空間。不思議な居心地の良さを感じたのと同時に、自分もこんな風に素敵な家に住むことが出来たなら、と憧れを抱きました。


雑誌や、SNSで紹介される、センスのいい家と呼ばれるものは、どれもその人自身の感覚で選んだもので囲まれており、今までに見たことがない空間が広がっています。"センス”という言葉を辞書で捲ると、

”人それぞれの内面にある感覚的なもので、感じ方、理解の仕方、あるいは表現の仕方に現われ出るもの。”

とあります。雑誌の中で紹介されたインテリアをそっくりなぞったとしても、想像とは異なる違和感のある空間になってしまうでしょう。それは、自分自身のセンスで作られた空間では無いからです。


センスのいい家にするには、どうしたら良いのか?という問いに対する答えは、自分自身の感覚を大切にすること。一つひとつの家具やオブジェクトを選ぶ時に、なぜそれを選んだのか?と自分自身に問いかけてみる。そうして一つひとつ吟味していくことで、誰にも真似できない、自分だけの心地よい空間が作られていきます。"豊かな暮らし”という言葉は、インテリア雑誌などで目にすることがありますが、自分自身の感覚を大切にすることが、豊かさを追求する上でも忘れてはならないことだと思います。







 

 




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