無垢材でつくられた家具でよく使用される木材として、オーク材とウォールナット材が挙げられます。今回は、それぞれの特徴と魅力についてお伝えします。
オーク材
北米が主な産地で、耐水性、耐久性、傷に強いことから家具やフローリングなどに使われてきました。木肌は白く、木目は直線的で美しく、虎斑(とらふ)という木目が現れることもあり、オーク材ならではの表情といえます。木材による個体差が少ないため、世界中で愛されている木材です。使ううちに、少しずつ黄色がかった色に変化していきます。
ウォールナット材
ローズウッドやマホガニーなどと同様に、高級材として知られている木材です。幹がまっすぐに伸びていくため、木材として無駄になる箇所が少なく、加工性が高いことや、割れにくい堅牢性、元々の美しい木目の美しさから昔から高い評価のある木材です。油分があるため、経年変化で自然なツヤが出てきます。
2種類の樹種の印象の違いを比較するために、コーディネートを組んでみました。左図はオーク材で、右図がウォールナット材です。オーク材は明るい色味のため、ナチュラルで明るい、北欧のようなコーディネートになりました。対してウォールナットは、重厚感がありリッチな印象を受けますので、テーブルのデザインも脚がしっかりとしたもの、照明も煌びやかなものを選びました。
このように、実際の家具に置き換えたときにも、樹種の違いにより印象が大きく変わることがわかります。インテリアコーディネートを考える際は、ぜひ家具に使われている木材の種類にも配慮し、統一感のある空間を目指してみましょう。
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